『モモ』 ミヒャエル・エンデ(著)

【評価】 ★★★
【一言】 表紙絵が好き

モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語
大島 かおり ミヒャエル・エンデ

岩波書店 1976-09
売り上げランキング : 7,980

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【粗筋】
サブタイトルの通り。
時間泥棒によって盗まれた時間を、人々に返した少女モモの物語。


【感想】
この作品は、世界観や作風・設定がとても好みです。
廃墟と化した円形劇場、時間泥棒、時間の花、変なカメなど…魅力的な要素がいっぱい。

それ故、「ストーリーに感動できない自分は残念だな」と思います(苦笑)


【好きな部分:小道具としての時間】

時間貯蓄銀行の設定が面白い。
切り詰めた時間を貯金しておいて、好きな時に使えたら…なんて発想が現代的で良いです。
時間という抽象的な概念を、見事に物語の小道具として使っている所が素晴らしいと思います。

実際、時間って不思議ですよね。
楽しい時はあっという間なのに、苦痛な時はなかなか過ぎない。
多忙な毎日を過ごしていても、時の流れが速いです。

また加齢と共に一年の長さが短く感じるのは何故なんだろう、と昔 不思議に思っていました。
しかし新聞のコラムに「5歳の子供にとっての1年は、その子の人生の5分の1でしかないけれど、50歳の人にとっては50分の1だから」と説明されているのを読んで、なるほどな~と感心したものです。

あと子供は新しいことを吸収し学ぶことが多く、密度の濃い時間を送っているから長く感じるとも聞いたことがあります。

・・・話がそれましたが、とにかく時間の扱い方が上手い物語なので、そこが気に入っています!



【では、何が苦手なのか?】

実は主人公のモモに感情移入できないのが致命的です。
彼女はいい子だと思います。
思うんですけど…何だか不思議な少女すぎて現実味を感じないのが問題かと。
(あくまで私の場合ですが)

あまり等身大な子供には描かれていない気がします。
第三者的な存在というか。
最後まで読んでもモモに対する印象は変わらなかったので、残念ですが心が動かないまま話は終わってしまいました。

でも本の装丁は素敵なので本棚に置いています。



▼愛蔵版も装丁が良さそう。
愛蔵版 モモ愛蔵版 モモ
ミヒャエル エンデ Michael Ende 大島 かおり

はてしない物語 (上) はてしない物語 (下) モモ 「モモ」を読む―シュタイナーの世界観を地下水として

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