【連載中/続刊】 おすすめ漫画 - 2016年3月現在 伊藤悠『シュトヘル』, 雨隠ギド『甘々と稲妻』他

2016.04.19 22:42|漫画ブログの記事一覧
伊藤 悠『シュトヘル』小学館 - 既刊12巻(以下、続刊)
【青年漫画】 【歴史もの・バトル/戦争】

・第16回手塚治虫文化賞新生賞受賞。
・作品詳細 ビッグコミックスピリッツ公式サイト http://spi-net.jp/monthly/comic017.html
・シュトヘルPR(公式) https://www.youtube.com/watch?v=xcvjokwgiFU

・【きょうのマンガ】7月11日はモンゴル革命記念日!http://konomanga.jp/guide/5960-2

13世紀初頭。史上最強の蒙古軍から「悪霊(シュトヘル)」と恐れられた女戦士がいた。
かつては蒙古の脅威に怯える西夏国の一兵士に過ぎなかった彼女だが、数々の死線を潜り抜け超人的な強さを手にいれる。
一方、蒙古の皇子ユルールは敵方の西夏文字に魅せられ、その行く末を案じていた……。(公式サイトより引用)


シュトヘル1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) シュトヘル 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) シュトヘル 3 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) シュトヘル 4 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) シュトヘル 5 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) シュトヘル 6 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) シュトヘル 7 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) シュトヘル 8 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) シュトヘル 9 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) シュトヘル 10 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) シュトヘル 11 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) シュトヘル 12 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

2016年3月に1巻から11巻まで一気読みしました。
調べてみたら2008年12月に開始した作品なので長期連載なのですね。

物語は、男子高校生・須藤の魂が、女戦士シュトヘルの身体に宿る…という、ファンタジー設定から幕を開けるのですが、以降、現代日本の描写はほとんどありません。
この展開については、後の伏線になるのだとしても、やや唐突な感じです。
(謎の転校生スズキさんがユルールの子孫?で、彼女が存在する世界=ユルールが生き残り、文字を守ったということだろうけど…)

また女戦士シュトヘルの強さも、あの過去回想だけでは説得力が弱いように感じました。
西夏の兵士として最弱だった彼女が、仲間の遺体を狼から守るために死闘を繰り広げ、覚醒した…としか描かれていません。

この辺が少し引っかかったので、1巻だけでは面白いか判断できない話だなぁと思いました。
まず3巻か、できれば5巻くらいまで読んでみることをおすすめします。

画力が非常に高くて、迫力ある戦闘シーンが見どころです。
残虐な描写は多いですが、登場人物の繊細な心情も描いており、女性読者でも割と大丈夫かと思います。
(作者の伊藤悠さんは女性)

物語は、モンゴルの大ハン(チンギス・ハン)から西夏文字を守るため「玉音同(ぎょくおんどう)」を持って出奔する皇子の旅が主軸になります。
でも、そんなに単純な話でもなく、モンゴル軍の侵攻、皇子への追手、仇討ちの連鎖、出会う人との死や別れ…。
様々な思いや出来事が交差して、時に激しく疾走感のあるストーリー展開を生みだしています。

一見 小難しい話に思えますが、読みやすかったです。
また亡くなる人が多い話ではありますが、巻末おまけ漫画「居酒屋あの世」で少し和みます。

個人的に好きな主要人物は、この辺り。
シュトヘル
 → 悪霊と呼ばれる女性。圧倒的な戦闘力に目を奪われますが、美人でスタイルよし。年齢は18歳~20歳くらい?
ユルール
 → 祝福という意味の名前を持つ優しい男の子。実はモンゴルの大ハンの皇子。年齢12歳くらい。
ハラバル
 → ユルールの兄(血縁はなし)。 人喰いの虎と呼ばれ、数々の戦果を持つが、優しい一面もある。

シュトヘルとユルールの絆が好きです。

ハラバルは、強さだけでなく実は優しさもあるところがいい。
玉音同を持って逃げたユルールを連れ戻した時のセリフが好きです。 
『卑怯も、 ――裏切り も許す。 …ただ 恥だけは知っておけ。』

他には、シュトヘルの記憶を持つ現代日本の高校生・須藤とか。
(いくらシュトヘルの身体に魂?が入ったとはいえ、あんな時代に順応してユルールを大事だと言い、命がけで守るのはすごいなぁと。また男性の魂が女性の身体に入る、という性別逆転について動揺していないのが少し不思議。)

鷲のヤラルトゥ、ハラバル母の下男・ボルドゥ、脇役ですがイバハさんも好きですね。

みんな幸せになって欲しいですが・・・
例えばハラバルが最後まで生き残り、穏やかな生活を手に入れて子孫繁栄するような展開にはならないでしょう。
ハラバルに限らず【本懐を遂げて、死亡】というラストの方が想像しやすい、そんな漫画ではあります。


12巻は衝撃の展開のようなので、読むのが少し怖い。(そして13巻は2016年夏頃の発売予定)

【追記】 2016年4月

シュトヘル12巻読みました。 
実は事前にamazonレビューを読んでいたので、一体どんなことに…と心配していましたが。
想像よりは、マシな展開でした。 苦手な描写もありましたけどね。
そして花を摘んでくるスドーが少女漫画みたいというのも、納得な感じ。(一人だけ世界が違う)



なお『シュトヘル』の前作、『皇国の守護者』も評価が高い漫画。
こちらは原作小説ありの作品なので、オリジナルではありませんが、今もファンには人気のようです。

▼『皇国の守護者』 全5巻 (漫画:伊藤悠)
皇国の守護者 (1) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ) 皇国の守護者 (2) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)皇国の守護者 (3) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ) 皇国の守護者 (4) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ) 皇国の守護者 (5) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)



雨隠 ギド『甘々と稲妻』講談社 - 既刊6巻(以下、続刊)
【青年漫画】 【お料理漫画】

・甘々と稲妻 / 雨隠ギド - アフタヌーン公式サイト http://afternoon.moae.jp/lineup/217
・【インタビュー】先生×女子高生×ごはんで好きなもの全部のせhttp://konomanga.jp/interview/5804-2

妻を亡くし、ひとりで娘の子育てに奮戦する数学教師・犬塚。
料理が苦手で小食で味オンチな彼は、ひょんなことから教え子・飯田小鳥と、一緒にごはんを作って娘と3人で食べることに!! (公式サイトより)

 
甘々と稲妻(1) (アフタヌーンコミックス) 甘々と稲妻(2) (アフタヌーンコミックス) 甘々と稲妻(3) (アフタヌーンコミックス) 甘々と稲妻(4) (アフタヌーンコミックス) 甘々と稲妻(5) (アフタヌーンコミックス) 甘々と稲妻(6) (アフタヌーンコミックス)

ほんわか、かわいいハートフルストーリー。
娘(つむぎ)のために手料理を作って一緒に食べたい!という父子家庭の親子をとりまく物語。
安定して、ほのぼの楽しめる穏やかな日常がおすすめ。

青年誌に連載されていますが、絵と話から女性ファンも多い作品だと思います。
そして女の子キャラ(娘のつむぎ、女子高生の小鳥)がかわいいので、男性でも楽しめるでしょう。

また青年漫画だから…という訳ではないと思いますが、
少女漫画にありがちな「高校教師と女子高生の恋愛」に変に発展しない所が好きです。※注1

特に先生が生徒との関係について、常識的な一線を引いて関わりを持とうとしているので、安心して読めます。

現実的に考えても、最愛の妻を亡くしたばかり、保育園に通う娘の育児と仕事の両立で超繁忙。
こんな状況下で、知り合いの女の子(女子高生)に心動かす余裕なんてないと思うんですよね。


※注1
6巻の時点では、小鳥さんは犬塚先生に惹かれ「好きなのかも?」という描写はあります。
母子家庭ゆえに父親への思慕を含んだ気持ちとも取れましたが、そうでもない感じに描かれています。
(小鳥さんの父親は、死別ではなく離婚なので、作中に登場する回があります)

この漫画の最終回が、●年後…とかだったら、その時に二人の関係が変わっていることはあるかもしれません。
連載中ゆえ、今後の展開は分かりません。
ただ6巻の時点では。という話です。


犬塚先生と娘のつむぎ ちゃん、小鳥さん。
そして彼らを取り巻く人々のお話がゆっくり紡がれていくのが素敵です。





・・・ここで力尽きたので、他は簡単に。

竹内 友『ボールルームへようこそ』講談社 - 既刊8巻(以下、続刊)
【少年漫画】 【ダンス漫画】

・ボールルームへようこそ-講談社コミックプラス http://www.gmaga.co/comics/ballroom/ 

平凡な中学生、富士田多々良は社交ダンスの世界と出会い、徐々にその才能を開花させてゆく!唯一無二のダンススポーツ青春譚!!(公式サイトより)


ボールルームへようこそ(1) (講談社コミックス月刊マガジン) ボールルームへようこそ(8) (講談社コミックス月刊マガジン)

社交ダンスに魅せられた主人公・多々良(たたら)の成長物語。
現在、不定期連載のようなので、続きがなかなか読めませんが、完成度の高い漫画だと思います。




おがき ちか『Landreaall』(ランドリオール)一迅社  既刊27巻(以下、続刊)
【少女漫画?】 【ファンタジー/学園】

・Landreaall - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/Landreaall
・Landreaall - ゼロサムオンライン http://online.ichijinsha.co.jp/zerosum/comic/landreaall

火竜を封じる大樹に宿る女性、マリオン。彼女に恋したDXは火竜と戦い、彼女を解放。自由になった彼女は本来の人生(過去)へと去った。傷
心のDXは妹のイオン、護衛の六甲と共に故郷を離れ、 王都のアカデミーに入学する。恋や友情、出会いと別れ、そして示される未来への道。
英雄?DXの冒険譚はまだはじまったばかり――。(公式サイトより引用)



Landreaall: 1 (ZERO-SUMコミックス) Landreaall: 14 (ZERO-SUMコミックス) Landreaall 27 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

こちら、以前からタイトルだけは何となく知っていました。
失礼ながら長期連載すぎること、絵がシンプルで上手いかどうかは?という点でスルーしていました。

そして1話を試しに読んだ時点では、面白くありませんでした。
この漫画の評価としては、まず1巻~3巻まで読んでみること。
3巻まではファンタジー色の濃い物語ですが、その「エカリープ編」のラストがとてもいいな…と思いました。
主人公DXのかっこよさに惹かれます。

4巻からはガラっと変わってアカデミー編(学園もの)となり、こちらもいい感じです。

絵については、やはりシンプルで、特筆して画力が高い、上手いとは個人的に思いません。
でも作風にあった読みやすい絵柄で、下手ではありません。
この漫画の魅力は、やはり、よく考え抜かれたその物語展開や人物の描写にあるのだと思います。
(すてきな登場人物が多いです)




小山 宙哉『宇宙兄弟』講談社 - 既刊27巻
【青年漫画】 【SF/宇宙飛行士/ヒューマンドラマ】

宇宙兄弟 コミック 1-27巻セット (モーニング KC)

特におすすめしなくても、広く知られた名作。

私が読んだのは、17巻が出たころでした。(シュトヘルと同じく、一気読みの形で、それ以降は続刊がでるごと)
かなり巻数がでていますが、老若男女に広く読んで欲しい、良作だと思います。
まぁ主人公が30代なのと内容から、中高生以上の方が楽しめるかな。
(小学生が読んでも問題ないけれど、少し難しいかも)
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