島田荘司 御手洗潔シリーズ 『暗闇坂の人喰いの木』 ネタバレ感想 

御手洗潔シリーズの割と初期の長編ですが、読まなくてもいいかな…と思っていた一冊。
たまたま図書館に行った時に目についたので借りてみました。 
(ちなみに以前『水晶のピラミッド』は御手洗の登場部分を図書館で斜め読みしています)

事前に下記の情報を得ていて、自分の好みじゃないなと思っていました。

○松崎レオナ初登場 (あまり興味なし)
○ページ数の多い分厚い小説 (長すぎる話はちょっと)
○「さらし首の名所・暗闇坂」が舞台で横溝正史風 (怪奇・猟奇・おどろおろどしさは苦手)


で、読後の感想はというと…
思ったより楽しめたけど、やっぱり好みではないかな。 です。



参考URL
御手洗潔 - Wikipedia  :シリーズ概要や作品タイトル(出版年)等
御手洗潔 事件年表 :事件の順番や登場人物の年齢の参考に。
 *御手洗潔(1948年生まれ)、石岡和己(1950年生まれ) 作中で二人も年をとっていきます。

当ブログ感想記事
長編『占星術殺人事件』『異邦の騎士』(ネタバレ感想)
長編『斜め屋敷の犯罪 - 改訂完全版』 (ネタバレ感想)
短編集『御手洗潔の挨拶』『御手洗潔のダンス』、中編『Pの密室』(ネタバレ感想)
短編集『御手洗潔のメロディ』『最後のディナー』、中編『セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴』(ネタバレ感想)
『最後の一球』(ネタバレ感想)
中編『UFO大通り』 *傘を折る女 (ネタバレ感想)

▼以下、ネタバレ感想

『暗闇坂の人喰いの木』 (御手洗36歳、石岡君34歳) 作中年月:1984年9月
暗闇坂の人喰いの木 (講談社文庫)

さらし首の名所・暗闇坂にそそり立つ樹齢2000年の大楠。この巨木が次々に人間を呑み込んだ? 近寄る人間たちを狂気に駆り立てる大楠の謎とは何か? 信じられぬ怪事件の数々に名探偵・御手洗潔が挑戦する。だが真相に迫る御手洗も恐怖にふるえるほど、事件は凄惨を極めた。本格ミステリーの騎手が全力投球する傑作。



率直に言うと、文章が読みやすいので、ページ数の割に読書は捗りました。
御手洗(&石岡君)も主人公らしく出番が多かったので、その部分は良かったです。

ただ被害者が殺されたトリックは論理的というより強引な感じがするし、犯人の正体と動機、それに纏わるエピソードや真相も気味の悪いものでした。
(この手の猟奇的な話は昔から嫌いで、映画「羊たちの沈黙」も途中で見るのをやめました)

また小説の舞台が「暗闇坂」なせいか、小説の途中に「さらし首」の白黒写真やヨーロッパの「ギロチン」の絵等が何ページにも渡り掲載されていて、それもちょっと嫌でした。 (※全て歴史的な文献からの引用です)

そんな訳で、読後の後味はあまりよくなかったですね。

なお、御手洗さんに惚れている女性:松崎レオナさんの登場は物語の後半になってから。
初登場時の彼女は、まだ21歳という若さで御手洗さんと出会ったのですね。 
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タグ:御手洗潔

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