○『となりの怪物くん』紹介記事
○7巻[特装版] ○8巻 ○9巻 ○10巻 ○11巻 ○12巻 ○13巻 ○FAN BOOK(ファンブック)
○となりの怪物くん ヤマケンについて語る。
![となりの怪物くん 7 [KCデザート 講談社キャラクターズA] (デザートコミックス)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51zp42U6IlL.jpg)
特装版、買いました。
以下 『となりの怪物くん』7巻ネタバレ感想
連載作品(長編)ではありますが、1話ごとにキッチリ起承転結があって本当に面白い!
2011年5月13日発売『となりの怪物くん』7巻は、通常コミックにドラマCDの付いた特装版が出ています。
値段は高いと思うけど、けっこう作りこまれているので満足です。
むかしむかし『花とゆめ』の全プレでドラマCDに応募したことはあるけど、書店で購入したのは初めてだわ。
【特装版の詳細】
・定価 2100円(税込)
・特製BOXに、コミックとCDケースが収納されています。
・ドラマCDは、合計68分。 計5本のドラマがあるので豪華ですね~。
オリジナルの方も、先生描き下ろしの新作ストーリー。
⇒ (原作第1話)となりの吉田くん
⇒ (オリジナルドラマ1) 第1回もしも友だち100人できたらどうするか会議 (ハル・夏目さん中心)
⇒ (オリジナルドラマ2) ハルの落としもの (大島さん頑張る)
⇒ (オリジナルドラマ3) 犬と迷子と日曜日 (ヤマケン!!と雫)
⇒ (オリジナルドラマ4) 遊園地に行こう! (オールキャラ)
・特典
⇒ ポストカード2枚
⇒ 描き下ろしライナーノーツ
⇒ スペシャルメッセージカード
※ CDはトールケースに入っていて、イラストがとても素敵です。
なぜか「どこでもいっしょ」を連想したのは内緒。
【ちょこっとドラマCD感想】
キャストの声については、みっちゃんはドンピシャ(優山と3バカ、大島さん・ユウちゃんもOK)で、あとは自分のイメージとは少し違っていたけれど、概ね許容範囲だと思います。
そして肝心のドラマですが、『犬と迷子と日曜日』がアレですよ!!
タイトルからして彼なんですが・・・
その19「たぶんデート。」その27「ハル休み」のパターンで、ヤマケンと雫のお話です。
この話に出てくる雫の服装(夏目さんに森ガール風にされています)なんて、本編では見られない姿を先に音声でやっちゃたよ~という感じですね。
ヤマケンのトキメキ具合や脳内妄想も面白いし、期待通りのオチがついて 一番良かった!

【コミック7巻の感想】

●その25 恋する二人
6巻の雫の衝撃のキス(笑)から一夜。
久々にヤマケン登場。 相変わらず雫と話す場面がいい。
「…教えてやろうか あんたが男を 落とせる方法」
「簡単だよ あんたはその髪を解いて 相手の目をじっと見て
目が合ったら ニコって笑えばいい」
バッティングセンターで
ハルと大島さんのことでモンモンとする雫に対して、このセリフ。
これは反射的に雫がヤマケンの前で微笑む・・・のを期待して言ったんでしょーか。
そして「まんまと」雫の言葉と表情にときめいているヤマケンがかわいい。
あ、でもこの後(その26)で 「用がなけりゃ あんたを誘っちゃ悪いか?」と、雫を試す(考えさせる)ようなこと言ってましたけどね。
●その26 いちねんのおわり
大島さんと夏目さん、それぞれの恋の結末編。
7巻に収録されている中では、この回が一番 絵も話もクオリティー高かった気がします。
夏目さんを振る時のみっちゃんのセリフが印象的でした。
「…俺の中に 夏目ちゃんの椅子はないよ
きっとこの先 何年経っても
ずっと できることはない
……これ以上は 少しだけ困るよ」
可哀想だけど応えられないなら、きっぱりと拒絶するしかない。
諦めるしかないと思える言葉を。
いつも優しい対応だったから、ここまで言われるとガツンときますね。
みっちゃんは夏目さんを傷つけたくなかったけど、それでは全く諦めてくれなかったからね~。
もともと『お嫁さんにして下さい』発言の時に、その気持ちは受け取れないと断っていたのだし、仕方がないことなのだけど。
でも、みっちゃんって25歳くらいなので、意外と若いんですよね。
夏目さん16歳だから、9歳差か・・・。
悪い男だったら手を出しそうなのに、全くそんな気配ないのがいい。
このタイミングで、ササヤン⇒夏目さんフラグが。
厳密に言えば、『夏目さんはかわいいよ』辺りから?
あのバレンタインのエピソードを読んだ時に、今後この二人の恋が描かれるなら、どんな風になるんだろーって考えたことがあります。
ササヤンは、(望みのない)みっちゃんへの恋心を抱く夏目さんに対して 「俺にしておきなよ」 みたいなセリフを言って、結果 告白。・・・という展開を想像しました。
もともと友だち関係なので、夏目さんの長所も短所もわかっていて、「もー、わがままだなーっ」て思いながらも、気づいたら放っておけない存在になっていた、という感じでしょうか。
まァ今の感じだとササヤンが夏目さん好きでも簡単にまとまる様子ではなさそうですね。
というか、すぐに二人がくっつくのは何か嫌なので。
大島さんの失恋は、想定内でしたが、
彼女についてはバレンタインの告白が本当に良かったと思います。
ハルの幸せを後押ししてくれるなんてホント、いい子ですね。
「私 吉田くんが 好きだよ
「これ バレンタインのチョコレート がんばってね」

●その27 ハル休み
春休みでハルが実家に帰省中(不在)の話。
雫のことが気になってしょーがないヤマケンがセンター試験の情報交換を口実にして雫と会うお話。
白菜片手に歩く姿が何とも・・・(笑)
その19「たぶんデート。」再び。 (「となりの怪物くん」5巻)
そして、ついに雫への恋心を認めたヤマケンが新鮮なんだけど、自覚した途端、恋する乙女な反応でかわいい。
オレは どんなに頑張っても
毎日は あんたに会えないんだよ
この切なさ! ハルと違って他校の生徒だから、めったに会えないんだよね。
しかし雫は自分がヤマケンに好かれてると分かったら、即効 断りそうな雰囲気で、また不憫になった。
「ヤマケンくん あなた まさか私のこと好きなんじゃ……!!」
って言った時の雫の顔がひどい。。。
せめて雫に告白した時に、今回みたいなメーワクそうな反応じゃなくて、
応えられない罪悪感とか、動揺してもらえようなポジションになって欲しいな~。
雫の中の存在価値の向上を望む! 例え実らない恋だとしても。
最後に雫はお母さんからのプレゼントでケータイGET。
●その28 春
雫たち、進級。 ついに高校2年生。
吉田家の運転手・安藤さんも顔見せしたので、ハルの実家関係のことも、徐々に明らかになっていくのかな。
大島さんはハルと同級生になったので、これからも出番ありそうで一安心です。
p.135の一番下のコマに描かれてるクールな美少女は、ヤマケンの妹さん?
8巻以降は新キャラ(同級生や後輩)が増えそうな雰囲気ですねー。
ビバ★青春群像劇。
そしてヤマケン。
ハルの前で、ヤマケンのこと 「いや わりと好きだけど?」 と言っちゃう雫(笑)
彼女の何気ない言葉は、ヤマケンを喜ばせて、まるで口説き文句のような威力があるのでした。
もちろん「人として好き」レベルだけど、ヤマケン良かったね~と思える締めくくり。
8巻へつづく。
●おまけマンガ
今回もしっかりあります。
四コマと巻末マンガは、本編の補足や幕間になっているので、嬉しいです。
まさに「こういうのが読みたかった、知りたかった」な内容。
『夏目の夢』 26話後の夏目さん。
みっちゃんに振られるなんて思っていなかったから、ホワイトデー後の春休みにデートプランを考えてたっぽい?
夢の中のセリフはどうしようかと思ったけど、目覚めた時の現実が辛いですねー。
カバー裏は、5巻の続き(ファイナルって書いてある)。
ヤマケンのセリフがファンサービス♪
充実した内容の7巻でした。
そして初めて書店でペーパーを貰いました。(珍しく最寄りの書店が配布書店だったのですよ。)
▼「となりの怪物くん」7巻 フリーペーパー

※クリックで画像拡大
⇒ となりの怪物くん8巻 ネタバレ感想
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