2009年ミステリBEST5

▼2009年に読んだミステリ小説 私的ベスト5


2009年後半は殊能将之氏の本に出会って読書熱が一時的に再燃したので、アガサ・クリスティーやらメフィスト賞作家の小説を少々読みました。

読んだ冊数自体が多くないので、ほとんど殊能作品に。

★殊能将之氏の本の紹介は、「前の記事」でも書いています。


◆1位: 『ハサミ男』 殊能将之

ハサミ男 (講談社文庫)
ハサミ男 (講談社文庫)
講談社 2002-08
売り上げランキング : 5271

おすすめ平均 star
star一世を風靡した俊英の第一長編
starうん、まぁ…
star余分な詮索はいらない。

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


なんだかんだで、面白いです。
タイトルとあらすじからは想像できない良質ミステリでした。
この話は騙されて読んだ者勝ち(楽しめる、という意味で)なので、事前にネットなどでネタバレを読まないよう注意して下さい。

いわゆる残忍な殺人描写はないので、グロイのが苦手な人でも大丈夫。
主人公のハサミ男もシニカルで淡々とした感じです。

 わたしは雪が大嫌いだった。雪は汚い。地表に積もり、泥やほこりやゴミにまみれた雪はもちろんのこと、空から降ってくる時から汚れている。なぜなら雪は雨水が凍ったものだからだ。酸性雨が降る街なら雪だって酸性なはずだ。 (講談社文庫 p.338より引用)



作中の時間経過は、秋~冬となっているので、季節感を味わいたいなら今の時期にぴったり。 
最初は図書館で借りて読みましたが、けっきょく欲しくなって、先日 買いました。


◆2位: 『キマイラの新しい城』 殊能将之

キマイラの新しい城 (講談社文庫)
キマイラの新しい城 (講談社文庫)
講談社 2007-08-11
売り上げランキング : 21721

おすすめ平均 star
star古城の事件
star750年前の殺人事件?

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


石動戯作(いするぎぎさく)シリーズ・最新作。
本格推理とは違いますが、これはこれで娯楽小説として大好きです。
シリーズ中、最も物語が重苦しくなくて読後感が良し。
何気にアントニオが、例の人について「水の城におわします優しき●」と表現したのがお気に入り。
(※「」の文章は、引用ではないので、正確ではありません)


◆3位・4位: 『鏡の中は日曜日』 『美濃牛』 殊能将之

鏡の中は日曜日 (講談社文庫)
鏡の中は日曜日 (講談社文庫)
講談社 2005-06
売り上げランキング : 25171

おすすめ平均 star
star技巧派作家の集大成
starぼやけた世界
star本を手に取る時には慎重に

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


美濃牛 (講談社文庫)
美濃牛 (講談社文庫)
講談社 2003-04
売り上げランキング : 212300

おすすめ平均 star
star最も端正な
star寝不足必至!
star中途半端ですが文章力はあると感じました

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


『鏡の~』も『美濃牛』も石動戯作シリーズですが、どちらも違った趣向で楽しめます。
『美濃牛』はミノタウロスの神話が下敷きになっているので、ファンタジー(神秘?)要素がありますけれど。

なお石動シリーズを読むなら、発表順に読む事をオススメ。
「黒い仏」は前代未聞の問題作と言われる小説なので、真面目に読まずサラ~と1回読む程度で。

「美濃牛」→「黒い仏」→「鏡の中は日曜日」→「樒/榁」→「キマイラの新しい城」


◆5位: 『ゼロ時間へ』 アガサ・クリスティー

ゼロ時間へ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
ゼロ時間へ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)三川 基好

早川書房 2004-05-14
売り上げランキング : 14491

おすすめ平均 star
star既視感と未視感の狭間で....
star「ただそこにいるだけで・・・・・」(P24)
star面白いけど、そんなに斬新かなぁ?

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


ポアロもマープルも出ないノンシリーズ。
痴情のもつれ系なストーリーなので、最初はどうかと思いましたが、地味なようでなかなかの良作。

関連記事
スポンサーサイト
この記事がよいと思ったら、拍手ボタンをクリックして頂けると嬉しいです。  * web clap *

テーマ:読書
ジャンル:小説・文学

タグ:殊能将之

Welcome!



はじめに
管理人にメール 

にほんブログ村 漫画ブログ 漫画感想へにほんブログ村 その他生活ブログへ

現在の閲覧者数:
2006年からの訪問者数:

Amazon.co.jp

記事検索(ブログ内)

 

Lc.ツリーカテゴリー

【全タイトルを表示】

「+」「-」のクリックでツリーが開閉します。

おすすめ漫画[連載中]

○『シュトヘル』『甘々と稲妻』紹介記事

『シュトヘル』伊藤悠/小学館
シュトヘル1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) シュトヘル(2) (ビッグコミックススペシャル) シュトヘル(3) (ビッグコミックススペシャル) シュトヘル 4 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) シュトヘル(5) (ビッグコミックススペシャル) シュトヘル 6 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) シュトヘル 7 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) シュトヘル 8 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) シュトヘル 9 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) シュトヘル 10 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) シュトヘル 11 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) シュトヘル 12 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

『甘々と稲妻』雨隠ギド/講談社 甘々と稲妻(1) (アフタヌーンコミックス) 甘々と稲妻(2) (アフタヌーンコミックス) 甘々と稲妻(3) (アフタヌーンコミックス) 甘々と稲妻(4) (アフタヌーンコミックス) 甘々と稲妻(5) (アフタヌーンコミックス) 甘々と稲妻(6) (アフタヌーンコミックス)

となりの怪物くん[完結]

となりの怪物くん(13) <完> (デザートコミックス)
○『となりの怪物くん』紹介記事
○ヤマケンについて語る。
○7巻[特装版] 感想
○8巻 感想
○9巻 感想
○10巻 感想
○11巻 感想
○12巻 感想
○13巻 感想
○FAN BOOK 感想

楽天

月別アーカイブ

11  09  08  06  05  03  02  01  10  08  04  03  02  01  12  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  09  08  06  05  04  03  01  12  11  10  09  08  07  06  05  03  01  12  11  10  09  08  05  03  11  10  09  07  06  03  12  08  07  06  05  04  01  12  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  09  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  04  03  02  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01