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『亡国のイージス』 福井 晴敏(著) DAISシリーズ3

【評価】 ★★★★★
【一言】 DAISシリーズ最高傑作 

確か、変わった名前だった。 如月……そう、如月行だ。 (中略) 
他人の干渉を寄せ付けない真摯な視線は、遠ざかる陸に永遠の別れを告げているようで、 (中略) まるで死地に赴く兵士だ――。
(福井晴敏, 2002, 『亡国のイージス(上)』 講談社文庫, p88-89より引用)


この小説は、久々の私的ヒット作でした!
読後の感動は大きく、本当に読んで良かったです。

図書館で借りた後、文庫本を購入するほど お気に入り(笑)
2005年夏に映画化されているので、タイトルは有名ですよね。
本の厚さに見合った深い感動を味わえる作品。

亡国のイージス 上 講談社文庫 ふ 59-2
亡国のイージス 上  講談社文庫 ふ 59-2福井 晴敏

講談社 2002-07
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亡国のイージス 下 講談社文庫 ふ 59-3

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福井 晴敏
講談社 2002-07

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【ジャンル】
ミサイル護衛艦を舞台とした海洋冒険小説。
国防への警鐘、北朝鮮工作員の策略、さらに重い過去を持つ男たちの人間ドラマが描かれた肉厚なストーリー。
小難しそうですが、この辺は作品のスパイスと割り切ってもいいと思います。
スピード感溢れるアクションシーンもあり、娯楽小説として楽しめます。
私は、陰のある少年・如月行に注目していたので、前半では彼の正体やいそかぜに乗艦した理由・目的を気にしつつ、その人間ドラマが面白かったです。


あらすじは、Amazon等でご覧下さい。
▼著者公式サイトの解説は、短いけれど的確。
http://www.fukuiharutoshi.jp/ 
(Works → 既刊 → 福井著 小説・エッセイ他)


【如月 行(きさらぎ こう)とは?】
『亡国のイージス』の主人公の一人。 21歳の少年。
(本作の舞台である)海上自衛隊ミサイル護衛艦「いそかぜ」の一等海士。


【感想】
昨年11月。 
「久しぶりに長編小説でも読もうかな」と思い、この作品を選らんだ所、大当たりでした。
まさに期待していたものが、期待通りになった瞬間。

最初は、「辛い過去を持つ男たちの人間ドラマか…。疲れそう」なんて思いましたが、大きな間違い。

物語の密度が濃いので読了するまでに時間を要しますが、一気に読ませる魅力のあるストーリーです。
登場人物も多いですが、すーっと頭に入ってくるので問題なし。

途中、状況説明的な文章が続いた時は、「もうこの場面は終わりにして…」とも思いましたが、概ね満足。
ここだけの話、艦長の息子さんの論文は、適当に読み飛ばしました。 すいません(冷汗)

ちなみに如月行にまつわるエピソードは、どれも私好みです。
彼の一行一言、全て良し。
もっと出番が欲しかったくらい(笑)


ラストが非常に良いので、興味のある方はぜひ読んでみて下さい。
当ブログ推薦図書。



【備考】 
読書日:2005/11/12〜11/13
二日で読了。 読書時間は9時間くらい。
長時間 読み続けたので眼精疲労に。(嬉しい悲鳴)


『亡国のイージス』 ※ネタバレ感想※ は、こちらから。


【関連記事】
福井作品のススメ (DAISシリーズ紹介)  
『川の深さは』  ★★★★
『Twelve Y. O.』 ★★
『6ステイン』 ★★★★
『Op.ローズダスト』 ★★★☆

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