HOME>DAIS小説感想 印刷用画面 

『川の深さは』 福井 晴敏(著) DAISシリーズ1

【評価】 ★★★★
【一言】 著者の原点

「あなたの目の前に川が流れています。深さはどれくらいあるでしょう?」
1、足首まで 2、膝まで 3、腰まで 4、肩まで


作中に登場する心理テスト

考えずに直感で答えて下さい。

4062738279川の深さは
福井 晴敏
講談社 2003-08

by G-Tools









・・・・・・・・・。










診断結果を知りたい人は、ぜひ小説を読みましょう!
私は、自分の結果に軽いショックを受けました(苦笑) 


【粗筋】 
ある日、ぐうたら警備員・桃山の元に負傷した少年と少女が現れる。
少年は少女を守ることが自分の任務だと言うが、果たして彼らは何者なのか…。 

【感想】
『亡国のイージス』 試作版 or 縮小版!? ・・・というのが読後の感想。
(私は「イージス」の後にこれを読みました。)
桃山さんと保くんの関係は、仙石さんと如月くん。

実際はこれが著者の処女作なので、この作品を元にスケールを大きくして膨らませたのが『亡国のイージス』という所でしょうか。
ストーリーはやや荒削りな印象も受けますが、私は面白かったです。

タイトルになっているが作中のキーワードとして、上手く生かされていてGood。

ヒロインの葵ちゃん(純粋で健気な美少女)については、「今時こんな娘いないだろうな〜」と感じましたが、嫌いではありません。
(それを言ったら、保くんのような少年だっていないし;)

そして、「たまごっち」や「ルーズソックス」の登場に時代を感じました(笑)
最近、日本の現代小説を読んでいなかった為、昔のアイテムが出てくると反応してしまいます。
執筆当時の時代背景が反映されているですよね。

●おまけ●
著者はプロの作家になる前、警備員をしていたそうなので、桃山さんの仕事の様子はリアルに描写できているんじゃないかと思います。

【備考】 読書日:2005/11/26 読書時間:4時間30分
文庫一冊の読書スピードとしては、どうだろう。 


【関連記事】
福井作品のススメ (DAISシリーズ紹介)  
『Twelve Y. O.』 ★★
『亡国のイージス』 ★★★★★
『6ステイン』 ★★★★
『Op.ローズダスト』 ★★★☆




【拝見した感想】
りょーちの駄文と書評」さん
⇒同感な点が多く、楽しかったです。(ネタバレあり)
Book Review」さん
⇒文章が上手く、良い書評だと思いました。(ネタバレあり)

コメント

心理テストの結果は?
こんにちは。りょーちと申します。トラックバックいただいたよーなのでおじゃましてみました。
>私は、自分の結果に軽いショックを受けました
小説の中で、この心理テストがキャラクターの性格を現すのに、うまく使われていますよね。
福井さんの原点を垣間見ることができたよーな一冊でした。
ではでは。

結果
りょーちさん、コメントありがとうございます!
あの結果は・・・秘密です。 何となく察して下さい(笑)

>小説の中で、この心理テストがキャラクターの性格を
本当にそうですよね。
この作品は、タイトルと心理テスト「川の深さ」の使い方が上手くて、好きです。

コメントする


コメントは大歓迎です。
ただし記事とは無関係な投稿は、管理者権限で削除します。

管理者にだけ表示を許可する

  Template Designed by めもらんだむ RSS

special thanks: web*citronDW99 : aqua_3cpl Customized Version】