映画 『亡国のイージス』 ネタバレ感想

【評価】 ★★★
【一言】 映画は、小説のダイジェスト版。
B000BQVDH2亡国のイージス コレクターズBOX (初回限定生産)
真田広之 福井晴敏 阪本順治
ジェネオン エンタテインメント 2005-12-22

by G-Tools

半額レンタル中だったので、借りました!

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私は原作ファンなので、映画に対しては期待しない方向で視聴しました。
以下、小説のネタバレを含んだ率直な感想となります。
辛口な意見が苦手な方は、ご注意下さい。 


【映画の感想】

何というか、よく分からないうちに、どんどん話が進み、終わっちゃいました。
すごく端折っているので、「原作未読の人はあれで話がわかるのかな?」と疑問に思うくらい。
といっても、文庫上下巻で1,000ページの物語をたった2時間で纏めるなんて土台無理な話なのかもしれませんね。


しかし、かなり説明不足な部分が目立ちます。
菊政くんの死なんて、あれでは泣けませんよ…。
だって彼がどういう人物なのか、映画では情報が少なすぎるから。
如月行に懐いて、自分を育ててくれた祖母の為に家を買う夢があると語ったり、そういう頼りないけど憎めない少年という描写があってこそ、突然の死に衝撃があるのです。


ジョンヒの扱いも酷い。
あれでは、「あの女の子 何だったの?」状態。
本当は対日工作員で、彼女にも秘密や辛い過去があるのですが、映画ではその辺をカットしているので、突然出てきて、気づいたら死んでた…みたいな感じ。


仙石さんは、あれだけ撃たれてよく生きてましたねー。
この不死身っぷりは小説でも指摘できるかもしれませんが、実写だと余計に気になる。
血のりも赤い絵の具に見えるし。


如月行の生い立ちやリクルーターにスカウトされた経緯も同様。
断片的な回想があったものの、分かりにくい。
最後の宮津艦長(映画では副艦)と如月行の会話も、いまいちでした。

あそこは 宮津艦長が如月行に亡き息子の姿を重ねて見ていたという伏線の元で、
重症を負い意識朦朧の如月行が、宮津艦長を亡き父親だと思って話しかける。
艦長はそれを察して、さも自分が父親であるように返答し、如月行を父親殺しの呪縛から解放してくれる。
という重要な部分なんです。

でも原作未読の人は、あの場面でそこまで読み取れますか?

そして映画では原作のエピローグをやってくれなかった。
仙石さんの元に如月行が例の絵を送って「完」

これで終わりとは・・・。
う~ん、物足りない。

それに仙石さんと如月行の絵に関するエピソードも、魅力が薄かった。

如月行は、絵の天才。

この設定がすごく好きなので、映画の如月行から“天才的な画力の持ち主である”という事実が伝わってこなかったのが残念です。
せいぜい「普通より絵の上手い人」程度に見えてしまって。



出演者については、
仙石さんが、映画では原作より若くて爽やかな印象。

ジョンヒの顔は、実写化するなら女優のりょうのような感じかな~と思っていました。
彼女がまだ20代前半だったら適役だったのに。
冷たい美の雰囲気を出してくれそう。
まぁアクションシーンもあるので難しい所ですが。

如月行役の勝地涼くんは、頑張っていたと思います。
最初に見た時は「私のイメージと違う」と感じましたが、慣れました。
まだ若いので、これからも役者として頑張って欲しいと思います。



・・・・・・。
ということで、気がつけば不満だらけの感想になってしまいましたが、そんなに批判的な気持ちではありません。
だいたい予想通りの満足度です。
最初から期待していなかったので落胆もない。

映画を見ている時間は、ダイジェスト版なだけあって長く感じませんでした。
とりあえず「途中で飽きて、最後まで見ていられない」ということはなかったです。

【DVDレンタル日】 2006年4月
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