作品は(既出作品のネタバレがあるので)できれば発行順に読むのが望ましい。
1作目 『美濃牛』
2作目 『黒い仏』
3作目 『鏡の中は日曜日』
4作目 『樒/榁』
5作目 『キマイラの新しい城』
石動の名探偵ぶりは『美濃牛』以降、全く発揮されず少し気の毒な扱いであるといえる。
★殊能将之(しゅのうまさゆき)氏の小説感想は、【
こちら】と【
こちら】の記事をご覧下さい。




<石動戯作プロフィール>1967年9月8日生まれ。 (作者HP:mercy snowの日記-2002年1月より。現在はweb上から削除されています)
最終学歴:大学・国文科卒。
大学時代は
コール・ポーター研究会に入っていた。
外見は、黒縁眼鏡をかけた小太りの小男。 独身。
くすくす笑ったり、ガミガミ怒ったり、しめしめ言ったり、可愛い一面が見られる。
1980年代に活躍した名探偵・水城優臣の大ファンであり、その存在が探偵になろうと思ったきっかけ。
有限会社ダム・オックス取締役。 (ダム・オックスは、だんまり牛の意で、名刺には牛のロゴを入れている)
社員は自分ひとりで、アルバイト/助手に中国人のアントニオ(本名は徐彬)がいる。
東京都新宿区高田馬場の雑居ビル4階に事務所を借りている。
身辺調査などの仕事を避けるため、あえて「探偵事務所」という看板は掲げていない。
『樒/榁』の『榁』にて事務所のひと月の家賃は約15万円であることが判明するが、それほどの収入があるのか、やや疑問である。
(別途、水道光熱費や石動の生活費も考えると手取で20万円程度は必要と思われる)
俳句を読む時の俳号は、春泥(しゅんでい)で、親戚の次郎には「シュンちゃん」と呼ばれている。
「石動戯作」の名前は、ボルヘスの
ドン・イシドロ・パロディ
のもじり。
石動戯作 Wikipedia 風。
実はマトモに名探偵の活躍をする石動さんより、おバカさんな石動さんの方が好きだったり。
『キマイラの新しい城』の中年ハリー・ポッターには笑いました。
石動さんシリーズの新作が読みたいので殊能センセーには頑張って欲しいです。
*2014年12月28日に追記「新作の発表はもうないだろう」と諦めて早数年。
作者の方がツイッターをやっているのは知っていましたが、チェックはしていませんでした。
何とはなしに、久しぶりに「殊能将之」をキーワードにweb検索してみたら
2013年2月11日に死去(享年49歳)していたという驚愕の事実が…。もう1年半以上も前に亡くなっていたなんて。
最期のツイッターの内容は、亡くなる数日前で「実兄が亡くなりバタバタしいてる」というコメント。
世間に彼の死が公表されたのは、2013年3月に「メフィスト」という雑誌のようです。
死因は不明ですが、病気で急遽…なのでしょうか…?
ご冥福をお祈り申し上げます。
【Return】